『風と星とメビウスの輪』はMr.Childrenの15枚目のアルバム『SUPERMARKET FANTASY』の収録曲です。
静寂なピアノ演奏から始まり、ラストにむけて壮大なストリングによってライブ映えするこの曲。
欲をいえば、ライブでは壮大な生オーケストラバージョンで一度聞いてみたい‥
と、ファンの方ならば一度は思った事あるんではないでしょうか。
曲名にも使われている『メビウスの輪』↓↓↓
皆様も幼少期に一度は作った事あるんではないでしょうか?(輪っかを180度ひねって繋げただけの物なんですが)
この輪っか、線をひいて辿っていくと1周目は始まりからちょうど裏側にたどりついて、2周目はまた元の位置に戻って来るんです。
そもそも表と裏の概念がない。
なので文学的にはよく
『循環』、『無限』、『再生』、『輪廻』
などを比喩的に表されたりしています。
この曲では2人の無限の愛の循環をメビウスの輪に例えられています。
好き→大事にする→大事にされるから好きになる
のようなループ。
そして
そんな2人が歩む人生観に
『風』と『星』は生きるヒントを与えてくれています。。
はい
それでは僕なりの【歌詞解釈と感想】を綴っていきます。
【愛の循環】メビウスの輪の上を歩く2人
抱かれて 磨かれて
輝くことで また抱かれて
君と僕が
そんなメビウスの輪の上を歩けたなら時流(とき)の早さ 命の重さ
確かめるように ほら一歩ずつ
疲れたら 青空に心を泳がせて
風の唄でも聴こうか
聴こうよ
『抱かれる』→『磨かれる』→『輝く』→『また抱かれる』
2人でそんな愛のループ(メビウスの輪)を歩く。
当たり前のように過ぎていく時流(とき)
や
当たり前のように動いている心臓(命)
を一歩ずつ噛み締めながら。
そして
人生で道に迷って疲れたら、時には『風』のように
流れに身をまかせて生きてみようという事を教えてくれます。
時流の早さ 命の重さ
確かめるように
人の弱さ 心の脆さ
かばいあうように また一歩ずつ
暗闇に迷うなら
心に光ってる星を頼りに進もうか愛されて 優しくなれて
その優しさ故に愛されて
君と僕が
そんなメビウスの輪の上を笑いながら
寄り添って歩けたなら
時には『人の弱さ』や『心の脆さ』を痛感させられる人生。
そして
『星』が教えてくれる事は
星はずっと在り続けるのに暗闇にならないとその存在は現れない。
ということは、
人生の暗闇に迷ったら、本当はいつも心に居続けてくれている光(あなた)のありがたみを感じながら進もうよ
という事ではないでしょうか。
まとめ
恋人との愛の循環をメビウスの輪に例えられたラブソング。
2人が歩む人生に、
『風』=迷ったら時には風のように流れに身を任せてみよう。
『星』=星の様に、普段の明るい時には見えない光(あなた)の有り難みを感じよう。
という生きるヒントを与えてくれる。
愛とは何か?人生とは何か?を壮大なストリングスで描かれた名曲ですね。
個人的にはシングルバージョン(桜井さんとピアノ演奏のみ)も言葉1つ1つが入ってきやすくて好きです。
以上が僕なりの『風と星とメビウスの輪』の【歌詞の意味・解釈と感想】でした。
ありがとうございました。