水上バス/Mr.Children【歌詞の意味・解釈と感想】

『水上バス』はMr.Childrenの2008年に発売された『SUPERMARKET FANTASY』の通算15枚目のアルバムの中の収録曲です。

 

この曲は遠距離恋愛の男女の失恋ソングなのですが‥‥

 

桜井さんも曲を作るにあたって実際『水上バス』に乗ったエピソードもあり、随所にリアルな表現と神フレーズがある知る人ぞ知る名曲です。

 

ほんと

切ないんです。。

でも大好きな曲です。

 

てことで僕なりの解釈綴っていきます。

 

 

久しぶりに会える君を迎えに行くシーンから‥

買ったばかりのペダルを
息切らせて漕いでは桟橋へと向かう
深呼吸で吸い込んだ風は
少し石油の匂いがして
その大きな川に流れてた

 

買ったばかりのペダル
息切らせて漕いでは桟橋へと向かう』

新天地で必要になった自転車で彼女を桟橋へ迎えに行くシーン。

 

息切らせてって所が

早く逢いたい!

って気持ちの高揚が表現されていて素敵です。

 

 

この『石油の匂い』ってところは

実際に水上バスに乗ってみた桜井さんのリアルな表現なんでしょうね。

 

 

 

君を待ってる 手持ち無沙汰に
ぼんやりした幸せが満ちてく
向こう岸から ゆるいスピードで
近づいてくる水飛沫は君かな?

 

この『ぼんやりとした幸せ』って表現素敵ですよね〜

 

彼女を待ってる『手持ち無沙汰』な時間でさえも、

ゆっくり流れる幸せを噛みしめる時間なんだと感じるんでしょうね。

 

 

同時に、彼女を待ちわびて遠くが気になり

『ゆるいスピードで近づいてくる水飛沫』をも気になってるソワソワした感情も見受けられますよね。

 

 

水上バスの中から僕を見つけて
観光客に混じって笑って手を振る
そんな透き通った景色を
僕の全部で守りたいと思った

この『僕を見つけて』

って所が

彼が先に彼女を見つけてたんだなってわかりますよね。

 

彼は待ちわびて注視してたんでしょうね。

 

『そんな透き通った景色を
僕の全部で守りたいと思った』

ここの表現も素敵ですね〜

 

ああ

愛おしさが爆発してる。。

 

 

君乗せて漕ぐペダルにカーラジオなんてないから
僕が歌ってた
そのメロディーに忍ばせて
いとしさの全部を
風に棚引かせて歌ってた

 

自転車を2人乗りで行くシーン。

 

きっと遠距離になる前は車で送り迎えが多かったけど

今は『カーラジオなんてないから』

『僕が歌ってた』んでしょうね。

 

『いとしさの全部』を

背中に感じる君に向けて

『風に棚引かせて』歌う

そんな緩やかでほのぼのした景色が思い浮かびますね。

 

 

「この間偶然見つけたんだよ
新しいカフェ きっと気に入るよ」
君と過ごす日のことをいつでも
シミュレートしてこの街で暮らしてるんだ

 

今は遠距離だけど

ゆくゆくは2人での生活を望む彼は

君と過ごす日のことをいつでもシミュレート』

して暮らしているんでしょうね。

 

その時の事を、嬉しそうに彼女に話す彼の表情が思い浮かびます。

 

 

夕日が窓際の僕らに注ぎ
君は更に綺麗な影を身につける
君への思いが暴れだす
狂おしいほど抱きしめたいと思った

自転車を降り、少しシーンは変わります。

 

歌詞の流れから『新しいカフェ』なのか

それとも

彼の家なのか、、

 

窓際で夕日を浴びた『更に綺麗な影を身につける』

彼女への気持ちが高ぶるシーンですね。

 

 

『君への思いが暴れだす
狂おしいほど抱きしめたいと思った』

 

『思った』って事は、思っただけで抱きしめなかったわけですよね。

それは

カフェという公共の場所だからか

それとも

別の理由があったからなのか、、、

 

 

さよならを選んだ君‥

川の流れのように
愛は時に荒れ狂ってお互いの足をすくいはじめる
僕が悪いんじゃない でも君のせいじゃない
「さよなら」を選んだ君はおそらく正しい

 

この歌初めて聞いた時は、ここのCメロから

え?

ってなりませんでした?

 

ずっと穏やかなラブソングと思っていた中の急展開。

 

桜井さんはこのタメをよく使いますよね。

「あんまり覚えてないや」

「口がすべって」

などもこの手法ですよね。

 

歌詞の前半部分があるからこそ、後半の本当に伝えたい事のメッセージ性が増す。

流石ですよね。

 

『僕が悪いんじゃない でも君のせいじゃない
「さよなら」を選んだ君はおそらく正しい』

 

遠距離恋愛により気持ちが離れてしまった

もしくは

会えない寂しさから近くにいる別の男性に気持ちが移ってしまった

ってなってしまったのかな僕は思いました。

 

だから

遠距離恋愛の限界を感じた彼女の『さよなら』の決断は

『おそらく正しい』

のでしょうね。。。

 

寂しい思いをさせてしまった自分にも非があると彼は考えたんではないでしょうか。

 

個人的には

この神フレーズの後の次の歌詞までの切なすぎる間奏がたまらなく好きです。

 

 

悲しみが満ちてく
僕は待ってる 今日も待ってる
想い出の中に心を浸して

水上バスの中から僕を見つけて
観光客に混じって笑って手を振る
そんな穏やかな景色を巻き戻すように
川の流れに沿って
ひとりペダルを漕いで

 

別れた後も彼女の事を思い出すその後を綴っているのでしょうか。

 

『僕は待ってる  今日も待ってる』

ここは

もう戻ってこない事は分かってるのに

『僕は待ってしまっている  今日も待ってしまっている

に聞こえていまいます。。

 

 

あの川沿いに行くとあの頃の

『穏やかな景色』

が蘇ってしまうんでしょうね。

 

『ひとりペダルを漕いで』

って終わり方切なすぎる。。

 

 

まとめ

 

●男女の遠距離恋愛がテーマ

●遠距離がゆえ2人は別れてしまう

(彼女は別れを告げに水上バスに乗って彼に会いに来た)

●川沿いを行くとあの頃の思い出が蘇る。

(彼は忘れられない彼女を今も待っている)

 

この歌はCメロ(川の流れのように‥)までの前半の幸せ一杯な曲から一転する別れが切なさを強調してますよね。。

別れ話をしに来た彼女は彼の嬉しそうな顔を見てられなかったのではと妄想します。。

 

以上が僕なりの『水上バス』の【歌詞の意味・解釈と感想】でした。

 

ありがとうこざいました。