ロードムービー /Mr.Children【歌詞の意味・解釈と感想】

『ロードムービー 』は2000年に発売されたMr.Childrenの9枚目のアルバム『Q』の収録曲です。

 

 

2017年のラジオのインタビューで言ってましたが、、

この曲は桜井さん自身も「よく書けた」と公言するほど自画自賛のしており、一部フレーズに関しては自分の事を天才だと思ったとまで言ってました(笑)

 

2019年の『Against All GRAVITY』ツアーのMCでは、

「2000年の元旦に目覚めて降りてきた曲。よく自身の曲で一番好きな歌は?と聞かれますが、今まではどれも自分の子供達みたいなもので比べられませんと答えて来たが、実はこの曲が一番好きです」

と言ってました。

 

 

確かにこの曲、

桜井さんらしい抽象的な表現や、秀逸なワードセンスで聞き手の世界観を広げてくれる名曲ですよね〜

僕も大好きな曲です。

 

 

因みに『ロードムービー 』とは、

旅の途中で起こる様々な出来事が物語になってる映画のジャンルの事だそうです。

 

 

 

てことで僕なりの解釈と感想を綴っていきます。

 

 

問題をかかえた2人、オートバイで夜道を行く

いびつなうねりを上げながら オートバイが走る
寝ぼけた君を乗せて ほんの少しだけ急いで
月明かりが誘う場所へ

 

『いびつなうねり』をあげるオートバイ。

それは二人の状況を表してるんでしょうか。

 

 

『ほんの少しだけ急いで』るのに

『月明かりが誘う場所へ』

と、曖昧な場所を目指してるのも、

焦りはあるものの何処へ向かっていいのかわからない二人の状況をまるで表してるようですね。

 

 

嘆きもぼやきもため息も 風に飛んでいくよ
そして幸福なあの歌を 高らかに歌いながら
500Rのゆるいカーブへ

 

ここは願望なんでしょうかね。

『風に飛んでいくよ』

というか

『風に飛んでいけ!』

という。

 

 

『幸福な歌を高らかに歌いながら』

ここは

色々あるが元気出していこう

という、少し空元気さも感じられるのは僕だけでしょうか。

 

 

ちなみに『500R』は半径500mのカーブの事で、

〇〇Rの数字が小さい程、急なカーブになります。

 

 

 

今も僕らに付きまとう幾つかの問題
時の流れに少し身を委ねてみよう
この路の上の何処かにあるはずのゴールライン
そんなビジョンを道連れにして

 

二人にある問題。

この曲、最後まで問題の理由ははっきりとは言いませんが、それがまたいいですよね。

 

 

オートバイが走るこの道の先を二人の未来に例え、

どこかにあるはずのゴールライン(問題解決)を

目指す。

 

そんなビジョンを道連れにして2人は走る。。。

 

 

 

 

 

カーラジオも無くそしてバックもしない オートバイが走る
ただ君の温もりを その優しい体温を
この背中に抱きしめながら

 

オートバイが行く道を人生の旅路に例えて、

 

『カーラジオも無く』

→決して華やかで無く

 

『バックもしない』

→過ぎ去った時間は引きかえせない

 

だけども行く、、

 

『ただ君の温もりを その優しい体温を
この背中に抱きしめながら

 

ここの表現素敵ですよね〜

 

普通なら

「温もりや体温をこの背中に感じながら」

ってしません?

「この背中に抱きしめる」

背を向けてるのに抱きしめる‥

何という表現なんだ。

 

 

と凡人の僕は感動しました。

 

 

泣きながら君が見てた夢は 何を暗示してるの?
カラスが飛び交う空に モノクロの輝く虹
誰も笑っていやしない動物園

 

『カラスが飛び交う空』

『モノクロの輝く虹』

『誰も笑っていやしない動物園』

 

二人の問題を明言せずに、彼女のよくない暗示の夢での表現。

 

描写で表現する事で、イメージを聞き手それぞれで連想させる。

桜井さんのセンスが光りますね。

 

 

汗ばむ季節 君がふと見せてくれた情熱
ファミレスの裏の野良犬が見てたキス
スカートの裾を濡らしはしゃいでた あのビーチハウス
そんなシーンを道連れにして

 

続いて二人の思い出の描写。

 

嫌な事や大変な事ばかりではなかった。

楽しかったシーン(思い出)を道連れにして

二人はオートバイで

この道を(未来へと)進むんでしょう。

 

 

街灯が2秒後の未来を照らし オートバイが走る
等間隔で置かれた 闇を越える快楽に
また少しスピードを上げて
もう1つ次の未来へ

 

この部分はまさに冒頭で伝えていた桜井さんが「よく書けた」と自画自賛する箇所です。

 

 

ちなみにラジオでは桜井さんこう解説してました。↓↓

 

「問題は何も解決しない。ただ二人は今日もオートバイに乗って夜の道を走っていくんだけれども、等間隔で置かれた街灯はただの街灯ではなくて、2秒後の未来なんですよ。闇があったら必ず次の未来がやってくる。それが快感なの。なぜならこの二人は問題があるから。だから自分の問題は解決しないけど街灯がある事で代理だよね。」

 

 

なるほど

闇の中にいる自分達にも

2秒後にたどり着く街灯の光が照らす場所の様に

闇をこえて、明るい未来があるような気がする。

 

そう思わせてくれる快感に、

『また少しスピードを上げて
もう1つ次の未来へ』

て事でしょうか。

 

 

は〜

このワードセンス。

さすが桜井さん。。

 

 

2秒毎のコマ送りの映画。

それはまるで二人の『ロードムービー 』のようですね。。

 

 

 

 

以上が僕の『ロードムービー 』の【歌詞の意味・解釈と感想】でした。

 

ありがとうございました。